親知らず日誌【人生初の歯医者編】
親知らずの記録その1
だよ!
そもそもあたしは何十年も生きてきた中で歯医者さんに行ったことがなくて
むし歯ができた!とか歯が痛い!みたいなトラブルに見舞われたことがなかったから、特段行く必要性を感じないまま生活していて(本当は良くないよね)
するとどうなるかというと
歯医者さんに対する恐怖心が極限まで高まるわけです…
数年前から違和感があって、どうやら親知らずが顔をのぞかせ始めているようだぞと思ってはいたんだけど
どうにもこうにも歯医者さんが怖くて
ずるずると先延ばしにしているうちに、ここ1~2年くらいはひどい頭痛や肩こりに悩まされるようになってしまって
別に親知らずのせいと断言できるわけではないものの、やっぱり口の中でギュウギュウと押されている感覚が拭えない
うーーーんと思っていたんですが
受診のきっかけはわりと些細なことなんですよね
姉と妹が立て続けに親知らずを抜いて
「あきどんもやっちまいなよ!」と肩を押され、…よし行くか!!と腹を決めました
親知らずをめぐって周りで盛り上がってくれてた(?)おかげで、なんとなくエイヤッ!となれたんですよね~
あと、おうちがご近所同士の職場の人に「ここはわりといいはずだよ」と教えてもらった歯医者さんが、ネット予約できるところだったというのも大きい
なんせド緊張のファーストコンタクトだから、電話予約のハードルが高くて高くて…
とにもかくにも、2020年10月
人生初の歯科受診
歯科衛生士さんがとても優しくしてくれて、どきどきしつつも事前のカウンセリングとかレントゲン撮影とか口腔内チェックとかしてたんだけど
問題はそこからだった…
親知らずの生え方が…絶望的に悪い…!!
その日診察にあたってくれた院長先生というのが割と若く、そしてそこはかとなくチャラくて軽薄な雰囲気をまとった方で(患者さんの緊張をほぐすための工夫なのかもしれないが)、
その院長先生曰く
「これはあれっすね、僕なら、僕ならですよ?全麻で一気にやっちゃいますかね☆」
とのこと
人生初歯医者でまさかそんなことを言われるとは…
しかも、「下の歯は両方とも神経にかかっているし太い血管や骨も近いので、このクリニックでは抜歯の処置できないですね…」とな
まじか…
「なので、抜歯するとなったら提携している口腔外科の病院に紹介状書きますので」
まじか…
口腔外科て…
先行き不安過ぎて、診察室の椅子の上で泣きそうになりました
初回にして情報量と恐怖がキャパを超えたぞ
なんやかんやと、そこから年明けくらいまで何度かその歯医者さんに通い色々とメンテナンス
歯医者に行かず、歯医者を恐れ、そしてむし歯になることも恐れていたため、どうやらあたしは歯磨きを熱心にし過ぎていたらしい
「強く磨きすぎていたみたいで、歯ぐきとの境目のところが削れてしまっているところが何本かあって」
「え」
「8本くらいありますね」
「8本」
え、やば
歯磨き頑張りすぎて歯が削れるとか、そんなことあるの笑
まあ何にせよ、治療のおかげで知覚過敏が大幅に軽減されたのはすごくうれしい
むし歯らしいむし歯も無く、クリーニングとか歯石除去ですっきりして、こんなことならもっと早く来ればよかったなと思いました
歯医者さん通い始めてから、やっぱり歯磨きの仕方とか気を付けるようになったし
今後も、皮膚科とか眼科の通院くらい気楽な気持ちでお世話になれる感じでいたいものだね~
というわけで
次回、【紹介状ゲットからの口腔外科突入編】
せばまずな!
レターパックのシールをはがさず投函してしまいそわそわした
ここ数日いまいちな天気が続いてたけど、今日は晴れてる!
金曜日が晴れなのは、週末晴れてるのと同じくらいうれしいなあ
毎日じわじわと口の中が回復していってる気はするんだけど、旺盛な食欲にまだ追いついていないのがもどかしい…
マスクをしていない状態だとけっこうちゃんと口開けられるようになってきた(マスクがあると何気に口の動き封じられるのよ)から、少しずつ元の食生活に戻っていきたいよ~
お肉、お肉が食べたい
から揚げとかステーキとか!
あと、柔らかくて消化にいいものばっかり食べてて、なんか何げに野菜が不足してる気がしてて
やわやわの人参とか玉ねぎじゃなく、サラダばりばり食べたいよーう
口の中痛しといえど、食べる意欲がめちゃくちゃあるおかげで傷の治りも早いんじゃないか説あるよね…笑
退院後わりとすぐに、友だちが生魚(!)を差し入れしてくれたから一緒にイナダのお刺身とアジのなめろう作って食べてしまったし笑
お刺身をあんなに細切れにして食べることはなかなか無いことだろう…
縫合の糸が残ってる状態でそんなに好き勝手してしまっていいのかは謎だけど、とにもかくにも可能な限りごはん食べてる!!
早く治れ口の中!!
5月6月わりとモヤモヤしてたり内省的な毎日を過ごしていたけど
7月は多少明るく過ごせるような気がしてきたな
…根拠はないんだけど
まん延防止とか緊急事態とか
飲食店の時短要請とか酒類の提供停止とか
オリンピックどうなっちゃうのかとか
日々はめまぐるしく明るい話題も少なくて
ニュース見てるとちょっと疲れちゃうけど
せっかく夏が来たんだし少しくらいは楽しみたいよね
短い短い北国の夏を、これでもかと堪能してやろう
とりあえず
週末はだらだらしつつ口の中を休めつつ、のんびりしよ~~
せばまずね!
7月よ!!
そう!7月だ
7月到来と共に!わたくし!入院し!
ようやく!ようやく!!
親知らずを抜きました!!!!!
そして退院ーーー!!
終わったーーーーー!!!!!!!
入院は2泊3日、真ん中の日に全身麻酔で抜歯手術を行い、無事4本抜きました…!
はぁーーひと安心
いや、ひと安心どころじゃない!もう、ここ半年以上ずっっっと頭と心と口の中を悩ませてきた存在がやっと去ったので、本当に心の底からほっとして、なんか生まれ変わったような気持ちにさえなってる
今日から仕事にも復帰していて
ちょっぴりだけ不便もありつつ、休んでた間の諸々を取り戻すべくシャキシャキと働いております
親知らずを抜くっていう経験はどんなに多くても4回までなわけで
あたしの場合は一気に片づけてしまったので、もう2度と味わえない
入院というのも含め、なかなか出来ない経験だったな…と思うので、それなりのボリュームで記録を残したいなと思ったよ
これから、何回かに分けて書いていこう
口の中はまだズタズタなので(縫ってあるけど)、腫れてるし痛いし通常営業というわけにはいきませんが
首から下は元気!
歯が4本減った口で一生懸命ごはん食べながら生活してるぜ
せばまずーーーーー!!!
なんか今年雨少なくない??
実家から離れたところで長くひとり暮らしをしていて、たまにふと思うことなんだけど
わざわざ報告でもしない限り、自分以外の人間が知る由もない情報って、暮らしの中にはたくさんあるよね
例えば
少し前に台所の戸棚を整頓していたら、奥のほうからみかんの缶詰が出てきたんですよ
おそらく買ったのは自分なんだろうけど、普段食べないみかんの缶詰を、なぜ…?
記憶に無いということはかなり前のものなのでは?と缶の底を見てみたら、賞味期限は今年の2月で切れていて
あちゃー
そもそも缶詰ってすごく日持ちするもののはずだし、ということはこれ買ったの年単位で前の話なんだろうな…と思ったんだけど
2月…2月か…
…まだいけるだろう多分
ということで開けて、1こ食べてみたら全然いけた
ので
ここ数日あたしは、タッパーに移し替えたみかんの缶詰を、毎朝ちょっとずつヨーグルトに乗っけて食べています
この、「掃除中に発掘された、ちょっと賞味期限切れてるみかんの缶詰を大丈夫と見なし、ここ数日毎朝ヨーグルトに乗せて食べてる」みたいな情報って
自分から発信しない限り、誰も永遠に知り得ない事実だよね
そして、
この上なくどうでもいいこと!笑
自分自身でもそのうち絶対に忘れるだろうし
そもそも記憶しておく必要がない
誰かにわざわざ話すことでは全然無くて、むしろ「あ、そう」みたいな出来事、生活の断片、ヤマもオチもない1コマ
そういうの、嫌いじゃないんだよなあ
「面白い」とか「ウケる」とかって、やっぱり何かしら波やリズムがあったり、起承転結に当てはめてパッケージ化できるものなんだと思うけど
そういうのじゃない、毒にも薬にもならないエピソードや、ただただ人の暮らしの息づかいを感じられる場面にあたしはわくわくしてしまうわけです
これ、似たようなものを旅先で感じることがけっこうある
有休とってどこかに旅行に出かけたりして
初めて足を踏み入れる土地で観光地を歩いてるときとか 、その街で生活している人たちの日常風景を目にしたとき
「あたしが平日の昼間に仕事してるとき、この土地ではこういう人たちがこういうふうに過ごしてるんだなー」とか
「この場所は、普段こんな時間の流れ方なんだなー」とか
とてつもなく漠然と、そういうことを考えてひとりでひっそり楽しくなるの
…何言ってるのか全然さっぱりかもしれませんが笑
「知らない世界を知ってわくわくする」というよりは、「知らない景色や生活が自分の見えないところにたくさんある事実」そのものにわくわくするって感じ
あたしがせっせと生活しているのと全く交わらないであろう世界線で、同じようにせっせと生活している誰かがいるんだよな…と思うと謎に感心してしまう
言葉にすればするほど、冗長で中身の無い説明になるぞこれは
この気持ち分かる人いるだろうか
誰も知らない、知る必要もないあたしの生活
大した事件も起こらない日常
誰も読んでないこのブログにそれを綴ることもまた、少しわくわくしたりするわけです
せばまーーーず
今朝作ったナポリタン
ナポリタンを美味しく作るコツは、さすがにこれは入れすぎかも…というくらい大量のケチャップを投入することと、それを麺に絡めるよりも先にフライパンの中で少しじゅわじゅわと焼くこと
それにしてもガス台のよごれよ
週末掃除しようね
水晶玉覗くタイプの占い師ってまだいるのかな
眠りが浅くなって、明け方とか起きる直前に夢をみることが多くなることがある
ここ最近またその時期に入って、今日は起きる前ムニョムニョと浅いところを漂ってるあいだにしんどい夢をみた…
なんか、怒ってる夢
相手に何を言ってもどう伝えても全然分かってもらえず、周りの人に助けを求めても困ったような顔をされるだけ…みたいな感じの
きつい言葉を使っても、感情に訴えかけてもまったく手ごたえがなくて、「どうして分かってくれないの!?あなたはわたしにとてもひどいことをしているんだよ!!」というのを、延々大きな声でぶつけていた
それでも相手はのらりくらり、最終的には開き直るような態度で、めちゃくちゃ悲しくてつらい…という夢
起きたときすごく疲れた…
夢占いで「怒る夢」について調べてみたけど、これといってピンとくるものとか心当たりのあることもなく
ま、大した意味はないってことなのかな
よく考えると、最近あんまり楽しい夢みてない
コロナ禍であれこれ我慢の日々だし、夢の中くらいハッピーに過ごしたいんだけども!
6月も終わるし、最近は「2021年下半期の運勢!」みたいなのをつい読んでしまうね
普段気に入ってよく週間占いとか毎日占いとかをチェックしてるのは、「しいたけ占い」とか「石井ゆかりの筋トレ」とか
めざましテレビの占いは毎朝見てるけど、朝家出るころには大抵内容をすっかり忘れています
しいたけさんの占いは、その週のラッキーカラー的なやつを参考にしてネイルの色決めたり
石井ゆかり先生に関しては、前に各星座の基本性格が書かれてる本を読んだとき「むちゃくちゃ当たっている…!!」と衝撃を受けて以来、3年占いの本とかも読んだりしてて
なんだかんだ、けっこう占いの結果というのを気にしたり、自分の行動・決断の参考にしてる部分はあるかもしれない
ある種の願掛けに近い
当たるも八卦当たらぬも八卦…と心に留めつつも、たまーに背中を押してくれるエッセンスになったりするよね
「仕事運好調です!」とか「気になるあの人と接近できるかも!」とか書かれてると、やっぱなんかこうモチベーション上がるし
…あたしが単純なだけなのか??笑
すっごくすっごく昔、職場の飲み会の3次会くらいで入ったスナックのママが占いが出来る人ということで、みてもらったことがあったんだけど
不躾で酷いことばかりズケズケと言われてただただショックだったのを未だに引きずっていて(もう何年も前のことなのにね)
そのせいもあって、未来を言い当てる系の占いというかズバッと「こうなるでしょう!」と言い切る感じの占いってどうも苦手で
だから、言葉の選び方やセンスが優しいものだったり、分析に近いニュアンスの占いばかり見がち
「○○座にはこういう傾向があって」とか「今週の○○座は△△みたいなことに気を付けてみるといい方向にいける予感」とか、そういうやつ
時代のせいというのもあるかもだけど、そういう占いって最近特に多い気がするね
寄り添う系というか、カウンセリング的というか
2021年下半期のあたし、いい方向にいってくれるといいな
とはいえ、結局それは自分次第
「やっぱ占い通りダメだったな~」とか「占いではこうだったのに…」とか、目に見えないもののせいにしてめそめそすることのないよう
ちゃんと「自分」をピン!と、シャキ!ともって立っていたいものだ
さて、暑くなってきたらネバヤンですよ
ライブ行きたいなー
スチャとネバヤンとか、もう最高すぎやしないか…!
ゆるくてとてもよい
全然どうでもいいけど、あたしはダントツで阿南推しです
こういう顔すきすぎる、どタイプ
せばね
歯歯歯歯
あと10日足らずで6月も終わり
わたしは今少し焦っている
6月のあいだに
今のうちに
噛みごたえのある食事を堪能しなければ…!!!
それというのも、7月入ってすぐに親知らずの抜歯を控えているからなんですけれど
これがなかなか厄介なことで
2泊3日の入院で、4本一気に、全身麻酔の手術で抜くんです
人生初の入院、手術、全身麻酔のトリプルコンボが決定し、もう数か月前からずっとビビり倒しているわけで
そういえば点滴も人生初だ…と、吐きそうになりながら毎日生きています
昔からずっと注射が苦手で
子どもの頃皮膚科通いをしていたときは毎度のようにアレルギー検査のための採血をされていたから、ちょっと慣れてきたぜ!みたいな時期もあったんだけど
1度採血の後にものすごく気分が悪くなってしまって以来すっかりトラウマになってしまい、全くもって針を受け付けない身体になってしまったんですね…
少し前まで、それは血が怖い心理とか先端恐怖症的な何かだと思い込んでいたんだけど
どうやらこの症状、ちゃんとした名前があるらしい
「血管迷走神経反射」というんですって
注射や採血による痛み、恐怖や不安とかそういう精神的動揺によって誘発されるもので、全身の血管が拡張して一時的に血圧が下がったり心拍数が下がったりするもので、ひどいときは失神したりもするらしい
でね、少し前に手術前の検査を受けてきたんですけど
…ばっちり血管迷走神経反射キメてきましたよね…笑
問診の後に「じゃあ採血しますね~」となって「いよいよか…」と腕まくりをしたわけですが
「来月手術を受けるわけだし、採血くらいチャチャッとこなせないとダメよね…!」と謎の強がりを発揮してしまい
看護師さんがわざわざ親切に「座ったままで大丈夫ですか?」と聞いてくれたというのに、「今日は大丈夫だと思います!」とフラグ立ちまくりな返答をかました結果
途中からどんどん気分が悪くなり、冷や汗をかき、だんだん耳が聞こえづらくなって(水の中に入ったときみたいな感じ)
様子がおかしくなったのを察知した看護師さんに「もう少しで終わりますからね!」と励まされながら、なんとか終了
「大丈夫ですか?」と気遣ってくれる看護師さんに対し、息も絶え絶えに「水を…ください…」と言い放つ有り様(パシるなよ)
まじで顔面蒼白だったようで、「ちょっと血圧測りましょうか」と測ってもらったら、ものっそい下がってて自分でも驚きました
あんなにズドンと下がったら、そりゃ具合悪くなるわね
視界がゴニョゴニョしだしてたもの
お水が届くまで看護師さんがしっかり肩を押さえてくれていたので、ぶっ倒れずに済みました…
別室でしばし横になり、自己嫌悪に陥りながら回復…
病院で働く人たちなんてみんな忙しいのに、しょうもない強がりでご迷惑をおかけしてしまった…猛反省
久々だったのと、手術の具体的な手順の説明を受けた後で「ウワァ・・・」てなってたのと、検査項目が多くて採る量が少し多めだったから時間がかかったのと
色々悪い条件が重なったことも確かなんだけど、とにもかくにも今後は出来る限り横になって挑もうと決意を新たにしました
それにしても、看護師さんて本当に頼もしくて優しい
今は病院もサービス業みたいになってる部分はたしかにあるんだろうけど、それにしても毎日毎日やってくる患者さんを相手に、テキパキ朗らかに対応できるってすごく尊敬しちゃう
待合室でたくさんのお年寄りに挟まれながら座ってるあいだ、院内のいろんな様子が目に入ったけれど
あちこちままならない身体で診察を受けに来る人も大変だし
それに付き添って介助したり先生の説明を一緒に聞いてあげる家族の人も大変だし
耳の遠いおじいちゃんやおばあちゃんにハキハキとお話しする看護師さんも、
「まだなのー?」とお会計急かされながらもにっこり対応できる受付の人も、
みんな大変で頑張っててすごいなぁ
ありがたいことに今のところケガや大病とはあまり縁がなく、病院にかかることが少ない身としては色々思うところがありましたね
普段あまり覗くことのない世界について少し知ることが出来ました
あーーーそれにしても怖い
すこぶる怖い
まじで怖い
すさまじく怖い
入院!手術!!
不安と恐怖しかないよ
全身麻酔って何??
寝てる間に何もかも終わるって何だよ
寝て起きたら、口の中から歯が4本なくなってるとか
やっば
まじかよ
てか、歯失った上にお金も失うんか!!(あたりまえ体操)
色々考えだすとなんかもうウワーーとなっちゃうんですよ最近
こんな調子だからすごく頭と心が疲れる笑
だからやっぱ、今のうちに色々食べ納めしておかねば…
とりあえず週末はお寿司とケンタッキーかな…
せばまず…