顔の上のおふとん
ちょっと前に美容院に行ったとき、頭の中で考えたこと
コロナ禍における美容院というのは、やはり色々と気を遣われているもので
入店時の検温や手指消毒はもちろんのこと、カットだのカラーリングだののあいだもずっとマスクを着用する必要があって
「カラーをする場合、耳にかける紐の部分が汚れることもあるので、使い捨ての不織布マスク販売しております」なんて書いてあったりもする
去年の夏ぐらいからずっとそんな感じだから、お客サイドとしてもすっかり慣れたつもりだったけど
こないだ、終えて帰って家でマスク外したら紐のところが真紫に染まっててちょっと驚いた
一瞬「!?」てなったけど、そうか薬剤の色かこれ!ていう
慣れたつもりでも新鮮にびっくりすることあるのね
で
施術中ずっとマスクというのは、シャンプーしてるときも例外ではない
わたしが通ってる美容院は、ベッドみたいにペターーとフルフラットになるシャンプー台で
カットの席から移動して、あおむけの状態でウィーンと傾いていって寝せられて
そのあと、あのちっこい謎の紙きれをかぶせられるわけです
マスクの上から、さらにちっこい謎の紙きれ
縦長の紙きれを、目・鼻・口に掛かるようにかぶせられる
鼻と口元を覆ったマスクの上からさらにもう1枚重ねるもんだから、ちょっと顔がポカポカしてくる
なんかよく分かんないけど
ペタッとあおむけに寝た状態で、顔面だけを寝かしつけられてるなこれは…
タオルケットと上掛けを乗せられてる感覚…
そして
マスクと謎の紙両方をかぶせてることによって逆に、不思議とそれぞれに対して、これ意味あるのかい??ていう心境になる
いやそりゃ意味はあるんだろうけど
これはコロナ禍じゃなかったらまず起こり得ない状態よね
通常だったら絶対マスクは外すだろうし、何もない顔の上に紙きれ乗せるだけだもの
我々はコロナが猛威を振るう世界に生きているがために、美容院でシャンプーしてもらうとき顔面に布やら紙やら2枚重ねる羽目になってしまったんだなあ
コロナの影響が、こんなよく分からん状態を生み出すとは…
そんなことを考えながら、わしわしと頭を洗ってもらったのでした
ちなみに
マスクの上に重ねることで紙きれがズレにくくなり、何かのはずみで動いてしまった紙の位置を口とか鼻の力でもにゅもにゅと修正する必要がなくなって助かっています
まじでどうでもいい話すぎるこれ…
せばまずね!