あついコーヒーとぬるい二人。 

遠距離生活の姉妹、どうしてこんなに仲良いのか

親知らず日誌【いよいよ、いよいよ手術編】

その4!だ!!

 

 

 

 

22時消灯といえどそうすぐに眠れるわけもなく、動画なんか見ながらウダウダしていたので結局寝ついたのは0時過ぎだったかな

 

んで6時頃起きた

前日ほとんど身体を動かしてないから疲れてなかったし、なんか普通に平日みたいなかんじで目を覚ましてしまった

 

いよいよか…うー……

 

 

寝るときはベッドをぐるっと囲むカーテンをしてたから、同室のお姉さんとお互い何となくごそごそ動き出す気配を感じ取り合いながら時間をつぶす

 

7時ころおはようの挨拶

看護師さんもやってきて、検温と体調確認

 

 

 

ほんとは7時半から朝食だけど、我々は絶食タイムに突入してるのですることがない!

 

顔を洗って歯を磨いたら、ほんとにもうすることがない

 

ふと、「親知らずを磨くのもこれで最後か…」と思って、なんとなく丁寧に磨いた

今日はお互い頑張ろうな、あばよ!の気持ち

 

 

 

刑の執行を待つような気持ちだけど、別に罰を受けるわけでもなし

ていうかまだ手術まで大分あるわけだから…と平常心をたもつべく、ここぞとばかりに読書に精を出しました

だがしかしおなかがへったな…

 

 

 

11時前に看護師さんがやってきて、11時45分から点滴開始するので、その少し前に手術着に着替えておいてくださいね~とのこと

 

ふう、じわじわ近づいてきたな

手術に次いで緊張をもたらすミッション、点滴が!!!

 

 

点滴といえば、すごくすごく小さかった頃(多分小学校あがるかあがらないかくらい)、入院してるおじいちゃんのお見舞いに行ったときにおばあちゃんが

「おじいちゃんはこの注射をずっとしてるんだよ、針が痛くてもがんばってるんだよ」

と言ってたのを思い出す

 

それを聞いて、おじいちゃんすごいな…ずっと注射されっぱなしで…おじいちゃんは強いんだな…と、子どもながらに尊敬の気持ちが強まったのをよく覚えています

 

 

そんな点滴を!あたしもついに!!ひえー

 

と思いはしたけれど、もはや脳内の8割以上を手術どうなるやろか…という緊張が占めていたので、針をセッティングするときもスン…としたおすましの顔で乗り切ったぜ

でもやっぱ全然慣れてないしびびりまくってるので、右腕をどうしたらよいものか分からず終始ロボ感の強い動きをしておりました

トイレ行くときとか緊張した…そろりそろり

 

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 点滴中、ぼーっとしてたときの視界

よく見ると分かるんだけど、天井のポツポツが星型なの

かわいい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

患者ーズたちの手術は朝から順々に進められていくわけだけど

多少時間が後ろ倒しになることもありますということで

 

15分くらい遅れてた様子

12時台はそわそわする気持ちと「かかってこい…」の気持ちが交互交互でとても疲れた…

 

13時40分すぎ

ついに…手術室へ

 

担当の看護師さんに連れられて、点滴をガラガラ押しながら歩いて移動

泣きそう

エレベーターの中で「怖い…もう大人なのに…」って弱音を吐いたら看護師さんが「大人だろうが子どもだろうが、緊張しますよ、大丈夫」って励ましてくれました、ウエーン

この病院の看護師さんたちは本当に優しい…

 

 

ドアが開き、手術室の隣の支度室的なところへ

名前と生年月日を言って、何の手術するかの口頭確認

 

マスクとめがね外して、となりの部屋見たら

 

ザ・手術室!!!!!

準備万端の医療従事者!!!!!

 

 

それを見た瞬間、あ、もう逃げられん…と思って、なんか急激に冷静になりました

 

 

 

 

自分で手術台に座って寝っ転がるんだけど

台が思いのほか細く、手をつこうとしたところがフチの部分だったからそのまま手を滑らせて反対側に転がっていきそうになって焦った

手術室の看護師さんと笑っちゃった

 

足元にふわふわしたクッションみたいなのがあってあったかい…と思ったのはかろうじて覚えてるんだけど

寝転がった瞬間全てが爆速で動き出してもうそれどころじゃなかった

 

3人くらいいる看護師さんがあたしを囲んで、心電図のやつとか血圧のやつとかなんかありとあらゆる線だの管だのを装着

声かけてくれてたけど、「○○つけますねー!」「△△つけていきますねー!」を全員ほぼ同時に申告してくるから何も分からん

 

出荷前の何かしらの荷物の気分

もしくは、ピットインしてきたレーサー

 

 

最終的に、「手術中は腕固定するので、ここ留めますねー!」と言われキュッと拘束

 

手術台に寝てからわずか1分くらいの出来事だったと思う…

 

 

準備と同時に、口に酸素マスクがカポっとはめられ

点滴からは麻酔導入薬

「もしかしたらちょっと腕に痛み出るかもしれませんけど、すぐ眠くなっちゃいますからね」

 

頭上に麻酔医の先生がいて、

「じゃあこれから眠くなるガス出てきますからねー」とのこと

いよいよ全身麻酔や!と、ここへきて急にわくわくしだす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お、なんか、なんか

 

(まばたき1回)

 

あ、眠い、あ、こういうことか全身麻酔って…!

 

(まばたき2回)

 

あ、だめだねむいもうねますね

 

(まばたき3k

 

 

スヤーーーーーーーーー

 

 

(※この間5秒ほど)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、【ベロが…ベロがどこにあるか分かりゃないよ編】